前提情報として
Windows上ではアクティブパーティションを一つのHDDのみ設定できる。
USBメモリはHDDタイプとして作成する必要がある。
FATは2GBまでFAT32は32GBまでは普通に使える。
※アクティブパーティションを変更するとWindows自体が起動しなくなるので
注意が必要です。
※USBの起動メモリはWindows以外で作成した方が安全です。
こんな感じでしょうか。このためWindows上でUSB起動メモリを作成するには
専用のフォーマットソフトが別途必要になります。
けれども、そもそもWindowsで作成しなければ問題ないので、FreeNASの
LiveCDからパーティションを作成して、FreeDOSのシステムファイルを
転送すればいいのです。
いずれも無料で入手することが可能です。また、USBメモリを作成するだけなら、
ハードディスクへのインストールなどは不要です。
参考URL:
FreeNAS 0.7.2(7S-5711) http://shell.peach.ne.jp/aoyama/archives/1271
FreeDOS 1.0 http://www.freedos.org/freedos/files/
~用意するもの~
CD起動可能なパソコン(慣れていない場合はHDDを外しておくのを推奨)
FreeNASの起動CD(0.7.1安定版以降を推奨)
FreeDOSの起動CD (fdfullcd.isoを書き込みしたもの)
32GB以下のお好みの容量のUSBメモリ
(Silicon Power Ultima II I-Series 4GBなど)
以下では7S-5711(amd64)を使って作業しています。
※isoイメージの書き込み方法などはここでは扱いませんので予め作成して
おいてください。
~FreeNASで空パーティション作成する~
1.USBメモリを外してCDから起動できるようにBIOSを設定する。
※FreeNASはUSBメモリに設定を保存する機能があるので、
起動時にUSBメモリを装着してはダメです。
※起動デバイスを選択可能なBIOSの場合は特に準備はいらないので、
BootMenuからCDを選び直接起動させます。
2.FreeNASを起動してConsole Setupが出たらUSBメモリを挿入する。
3.認識されたデバイス名を確認する。
以下のような画面が出るはずです。他に何もHDDが装着されていないなら
da0 と認識されています。
da0 at umass-sim0 bus 0 target 0 lun 0
da0: < silicon-power PMAP> Removable Direct Access SCSI-0 device
da0: 40.000MB/s transfers
da0: 3824MB (7831552 512 byte sectors: 255H 63S/T 487C)
4.起動パーティションを作成する。
コンソールメニューから「6) Shell」を選択して、
先ほど確認したデバイス名を指定します。以下はda0の場合の例。
freenas:~# fdisk -BI da0
としてパーティションを初期化します。
この時にデバイスを間違えると既存HDDが消失するので注意します。
5.FreeNASを終了してUSBメモリを外します。
freenas:~# exit
とするとメニューに戻りますので、「8) Shutdown system」を選択して
FreeNASを終了させます。
7.パーティションテーブルの完成
以上の操作でHDD型の空のパーティションが作成できます。
ここにFreeDOSなどをインストールすると起動できるようになります。
~FreeDOSシステムファイルをインストールする~
1.USBメモリを装着してCDから起動できるようにBIOSを設定する。
※USBメモリを装着してから起動しないとHDDとして認識できないので注意
※起動デバイスを選択可能なBIOSの場合は特に準備はいらないので、
BootMenuからCDを選び直接起動させます。
2.FreeDOSのCDから起動するとローダが立ち上がるので、
「1) Continue to boot FreeDOS from CD-ROM」を選びます。
3.「1. Install to harddisk using FreeDOS SETUP (default)」を選択します。
4.キーボードレイアウト選択になるので自分の使っているものを選択します。
5.パーティション操作ツールを起動する。
パーティション操作や起動フロッピーを作成するメニューが出てきます。
「Prepare the harddisk for FreeDOS 1.0 Final by running XFdisk」を
選択します。
6.USBメモリのパーティションをFAT32に変更する。
前述の方法でパーティションを作成するとBSDパーティションが
作成されているので、FAT32に変更します。
6.1.領域をFAT32に変更する。
USBメモリの領域でEnterキーを押すとオプションメニューが開くので、
「Change Partition Type」からFAT32を選びます。
領域を初期化するとデータが無くなるという確認がでますので「YES」を
選びます。
続いて領域内を完全消去するか確認してくるので「NO」を選びスキップします。
※新品USBメモリでない場合は完全消去しておくと気分的にいいかも。
6.2.変更内容を書き込む。
F3キーを押して終了させようとするとパーティションテーブルを
書き込みするか確認されるので「YES」を選びます。
消去が開始されて、進捗が~%と表示されるので終わるのを待ちます。
6.3.再起動する。
無事に書き込みが終わると、再起動するか確認されるので「YES」で
再起動します。
7.セットアップでインストール領域をFAT32フォーマットする。
「1) Continue with FreeDOS installation」を選ぶと、
領域がフォーマットされていないので、フォーマットするか聞かれるので、
「Yes」を選び無くなってもいいか再度確認されるので、
YES と入力してEnterキーを押します。
8.システムファイルを転送する。
FreeDOSを完全にインストールをしてもいいのですが、USB起動させる
だけならシステムファイルだけが必要なので、直接転送します。
8.1.DOSプロンプトを出す。
「5) Run FreeDOS from CD-ROM (return to command prompt)」を選び、
DOSプロンプトに行きます。
8.2.sysコマンドでシステムファイルを転送する。
8.1.を実行すると X:\FREEDOS\SETUP\BATCH> にいますので、
X:\FREEDOS\SETUP\BATCH>sys A: C:
としてC:ドライブに転送します。
※ハードディスクが接続されている場合はC:以外になっているので注意
8.3.空のAUTOEXEC.BATを作成する(オプション)
このファイルがないと日付を起動時に聞かれますが通常は必要ないので、
作成しておきます。
X:\FREEDOS\SETUP\BATCH>copy NUL C:\AUTOEXEC.BAT
9.USB起動メモリの完成
以上で起動できるUSBメモリの出来上がりです。
これにBIOSやファームを保存すれば簡単に更新できるようになります。
※起動ドライブなので電源を切ってからUSBメモリを抜き取ります。